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SFを原書で読んでみた 1/8

The Door Into Summer / Robert A. Heinlein

光るチャーミングでロマンチックなメタファー27冊目。Robert A. Heinleinの言わずと知れた代表作”The Door Into Summer”(1956)(『夏への扉』)を読了。もちろん今もハヤカワ文庫版が普通に書店に並んでいる。まずはアウトラインを。ぼく(Daniel Boone Davis、通称Danny)は、預かっているオス猫Petronius(Pete)とともに”Sans Souci Bar Grill”の扉をくぐり、ひとしきり酒をあおっていた。Peteはお好みのジンジャーエールをぴ...

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No Different Flesh / Zenna Henderson

謎の小路のその先にあるもの26冊目。Zenna Hendersonの"People"シリーズ、"No Different Flesh"(1967)(『血は異ならず 』)を読了。ハヤカワ文庫版は残念ながら絶版状態のよう。 前回少しアウトラインを張り切りすぎたので、今回は少し控えめに。NO DIFFERENT FLESH人里離れた峡谷は夏の嵐だった。その夜、Mark Edwordsは大学生用の教科書の執筆の締め切りに追われタイプを叩いていた。妻のMerisは嵐のさなか、赤ん坊の泣き声...

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Pilgrimage / Zenna Henderson

心の棘をとりのぞく魂の遍歴25冊目。Zenna Hendersonの"Pilgrimage"(1959)(『果てしなき旅路』)を読了。ハヤカワ文庫版は残念ながら絶版状態のよう。本書は6編の中編によって構成されている。まず各編の前段では、世を儚んで自らの命を断とうとしていたハイティーンの少女、Lea Holmesと、彼女に救いの手をさしのべてきた、人間と変わらない姿の異星の種族、"People"との心の交流の物語。後段では"People"の一人ひとりが自身の...

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The Silver Locusts (The Martian Chronicles)/ Ray Bradbury

不滅のオールタイムベスト24冊目。Ray Bradburyの"The Silver Locusts (The Martian Locusts)"(1951)(『火星年代記』)を読了。翻訳は大昔からあるが、一番なじみ深いのはハヤカワ文庫版だ。ただし、現在書店に並んでいるのはBradburyが晩年、数編の差し換えや年号の調整など、手を入れた「新版」となっている。こちらについては後述したい。CORGI BOOK版の原題は"The Silver Locusts"(銀色のいなごの群)に副題として "The Ma...

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Up The Line / Robert Silverberg

新米時間旅行ツアーガイド君の憂鬱23冊目。Robert Silverbergの"Up The Line"(1969)を読了。邦訳は真鍋博画伯の表紙絵の『時間線を遡って』(東京創元社)が懐かしいが、後に表紙絵が少しリアルな感じに変更され、いずれも絶版状態。しかし、近年『時間線をのぼろう【新訳版】』(東京創元社)と装いもあらたに読むことができる。それではまずはアウトラインを。“Isn't it risky?” I asked.“Just take your pills and you're saf...

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