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羊頭書房



SFの洋書を手に入れる方法は、やはりネットがメイン。
前にも書いたようにAmazonはじめ、購入ルートも豊富でかつお手軽、
古書なら送料入れてもそんなに財布も傷まないのでとても便利に使っている。

しかし、オールドファッションな表紙絵やデザインを偏愛する自分にとって
書店で、現物をあれこれ眺めながら直感でジャケ買いとかしてみるのも、
また愉しからずや、なのだ。昭和の感覚なのだ。

でもって最近スキあらば覗いてみるのが神保町の『羊頭書房』
通勤にも絡まず、得意先があるわけでもないので頻繁には行けないが、
私の知るところ都内でそこそこSFの洋書を扱っている古書店はここくらいなので。

『羊頭書房』は靖国通りを一本入ったすずらん通りをさらに一本は入った
小さな出版社が並ぶ雑居ビル群の一角にひっそりと佇む。
扱っているのは「SF・推理・手品・趣味(将棋とか)・洋書」というなかなかの個性派。
メインはSF・推理の和書なので、そちらはマニアも喜ぶ品揃えだろう。
で、狙いのSF洋古書だが大量にと言うほどはないが、ラック一つ分くらい、
それでも他では見たことないくらいの冊数はある。
ミステリーの洋書はもう少し多い感じだ。
ちなみによほどのレアもの以外は実に良心的なプライス。

店主とおぼしき方の趣味であろう、店内を静かに流れる渋いブルースロックを
横でなにげに聴きながら、しげしげと洋書の背を眺める。
気ぜわしい日常では得られない、得難い時間だ。

で、あれこれ逡巡したあげく1〜2冊購入し
そばのドトールでケーキでも食べながらページをめくってみる。
いや、スタバとかでもいいんだけど、やたらパソコンかっちゃかちゃしてるのが
なんだか気になる上に、スタバで洋書ってなんか気取った野郎に見られないかと
過剰な自意識もついでに発動してしまい、結局落ち着かないので
泥臭くドトールくらいでちょうどいいのだ。



羊頭書房

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