そうだ、海外SFを洋書で読んでみよう(1)

ふと、SF小説を洋書で読んでみよう、と思い立った。

むかし、随分と本を読んだ。市営の図書館にもよく通った。
いろいろなジャンルを読んだが特にお気に入りはSFで、
小学生の頃はハードカバーのジュブナイルを、
中学生になると早川や創元の文庫を手始めに数知れず読んだ。
ピークは中二から高一までの3年間で、自分の蔵書だけでも200冊くらいはあったと思う。
1979〜81年あたりは世の中的にもSFはちょっとしたブームで、読む本には事欠かなかった。
しかし高二くらいになると本に没頭してる自分が「いけてないんじゃないか」と
自意識過剰のお年頃。それである日を境にぱたりと読まなくなった。

それから30年以上、それこそSFの「え」の字も思い出しもしなかったのだが、
ふと書店で目に入った「ジェイムズ・ティプトリーJr」という作家名に、
何か胸がちくちくっと来てしまった。
少しばかりほろ苦くも懐かしい10代のころの思い出。
誰にでもあるだろう記憶のスイッチが入った感じだった。

それから久しぶりに何か読んでやろうと思うまでさして時間はかからなかった。
が、ことは思ったより簡単ではなかった。
もはやSFの知識・経験ゼロベースからなので、
手始めに入門的なものをブックオフあたりで見つけてみると
なんと老眼で見えないじゃありませんか! 第一のショック。
昔の文庫の活字が小さすぎ!
あの名作が読みたいな、と思ってもまず新刊で出てない。 第二のショック。
売り場面積のちいささよ。
それじゃあと、アマゾン古書やヤフオクなどで探すと、
これまた考えられない高値がついてたりする。 第三のショック。

SFよ、いつからおまえはそんなに遠くなってしまったのだ。

(つづく)

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